おはようございます。今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
鹿児島にもITやゲーム関係の専門学校がある中で「鹿児島に自分の思うような就職先がなくて悶々している」、そんな方々に届く内容になれば良いなと思います。
自分がまさにそうで県外で働いていたのですが、県外から帰ってきた時は「鹿児島にゲームの仕事はないだろうな」「福岡まで行かないといけないかな」という心持ちでいたので。
その人たちに届けましょう。
では早速、自己紹介をお願いします。
松崎 広太です。2019年に入社しました。
自分は普段、アニメーターと呼ばれる仕事をメインにやっています。役職としてはリードアニメーターです。
リードアニメーターというのは、社内で仕上がってくるアニメーションを確認し、ここをどうしたらカッコよくなるよ、もっと良くなるよ、と伝えるような監修の仕事を行います。
趣味はイラストがメインで、家に帰ったらゲームをして絵を描いてという、そんなことばっかりやっている人間です。
学歴としては京都の芸術系の大学に行っていて、メディアデザインというパソコンを使った映像やアニメーション等を勉強していました。
そこを卒業し1年ほどフラフラしていたんですが、そこから同じく京都のゲーム会社に入社し、イラストのお仕事やLive2Dでイラストを動かすアニメーション業務をメインに行いました。
学校では図形や文字を動かすことを主に行っていたので、キャラを動かすアニメーションに関してはずっと独学で少し大変でした。
そこからはちょっと持病があって体調を崩してしまい、鹿児島に帰ってきて1年くらいはフリーランスとしてLive2Dを使った仕事をしていました。ただ、自分からアクティブに動かないといけないフリーランスは自分には向かないなと思い就職先を探していたところ、はるniを見つけて入ったという流れです。
好きなゲームについて教えてください。
好きなゲームとしては、ファンタジーアースゼロという50対50の陣取りゲームのようなオンラインのアクションゲームがあってそれが大好きだったんですが、サービス終了してしまい今はできなくなっています。ゲームとしてはそれが一番好きで、今もとても思い出に残っている大好きなゲームです。他には、グランブルーファンタジーというイラストがとても綺麗なゲームがあってそれがイラスト込みで好きだったり、昔からあるストリートファイターなどの格闘ゲームが好きだったりします。
あとはちょっと特殊なゲームなんですが、ゆめにっきというフリーゲームがあってそれがとても世界観が独特で大好きなゲームのうちの一つです。
それでは具体的な仕事の内容を教えてください。
Live2Dを使用した業務が主です。
既存のLive2Dモデルの衣装を着せ替えるモデリング作業や、キャラクターの1枚絵があってそれを動かせるようにするモデリング作業、そのモデリングしたものを動かしてキャラクターを魅力的に見せるアニメーション作業をメインに行っています。
あとは、他のプロジェクトのアニメーションだったり、イラスト周りの確認・監修を行っています。
急遽差し込みが入った時の対応などもあります。最近だと3Dのアニメーションを作ってくださいみたいなことがあったんですが、そんなこともちょこちょこやったりしています。
リードアニメーターにはどんな能力が求められますか?
そうですね。最終的な仕上がりを良くするというお仕事なので、審美眼というか、それが実際に世に出たときにちゃんとしたものになっているかという第三者目線がしっかり持てていることが大事かなと思います。
リードアニメーターの仕事の魅力は?
自分が監修したものが世に出るという責任がある立場でもちろん重圧もあるんですが、それとは逆に「これだけのレベルまで持っていけた」という達成感もあったりして。
あとは、「自分がひたすら作業していただけではこれは気づけなかったな」という「指摘する中で自分が気づくこと」というのがたくさんあり、新しい変わった視点でものを見れるということがやっててよかったと感じる点です。
一緒に仕事をする仲間はどんな人がいいですか?
第一にゲームが好きであること。
ゲームが好きでないと、自分が作ったものの違和感に気づけないことがあったり、「前にこういうアニメーションをゲームで見たな」という引き出しがそもそもない状態なんです。
一緒に仕事をするのであれば、自分も知らないようなことを知っているような、ゲームが好きな人にまず来てほしいなと思いますね。
あとは、指示されたからするというだけの受け身ではなく「自分はこうしてみたいんですけど、どうすればこうなりますか」といった質問ができるとより良い仕事仲間になれると思います。
次に、1日の仕事の流れについて教えてください。
まず出社したら、チャットワークと呼ばれる社内外両方の連絡を取り合うツールで諸々の確認をすることから始めます。自分の今日の作業を確認し、部下に指示出しまで終わったら自分の作業に入るという流れですね。
その後は基本的に自分の仕事にひたすら注力します。
ですが細かい進捗の確認だったり、何かしら問題が起きていないかなどはこちらから声をかけないと部下からは上がってこないことも多いので、細かく声をかけるようにしています。
今は部下が慣れてきているのもあるためそこまで頻繁にはしないんですが、いろいろ報告したり相談しやすい流れを作りたいので、そういった声かけをしながら一日の仕事を進めていますね。
今の話にも出ましたが、こんなことを常に大事にしているよ、ということがあれば教えてください。
仕事の内容はもちろん大事なんですが、やっぱり会社で働くということで人間関係を円滑にすることも大事にしています。
例えば何かものを確認して返すときにも、その人がショックを受けたり気分が落ち込むようなことは極力言わないようにしたりとか。
しっかり伝えないといけないことは伝えるんですが、自分が言うことを受け取る側のことも考えつつ円満に良い感じの雰囲気作りは意識はしていますね。
ありがとうございます。
では次に仕事から離れて、社内イベントやはるniの制度について教えてください。
自分が運営側でやっていることなんですが、最近発売されたポケモンのイベントを今まさにやっています。(収録は2023年1月)
毎週金曜の終業後にやりたい人が集まり、ポケモンを交換したりバトルしたりしています。
あとは会社の部活としてお絵描き会という部活があります。その名の通り絵を描きたい人たちが集まって終業後に絵を描きましょうという部活ですね。自分の好きなものをメインで描いてます。
ちょっと前ですが、ゲーム休暇もありました。ダウンロード版だと夜12時からダウンロードできるので、12時にダウンロードして夜遅くまでやってちょっと寝て、また起きたらゲーム休暇で続きのゲームをやるということをやっていました。
他に印象に残っているのは、鹿児島でサブカルチャーを一緒に楽しみましょうという、いわゆる同人イベントですね。
会場を貸し出されて、参加者はスペースを借りて自分の創作物を売りに出すという同人イベントがあったんですが、そこに会社で参加して自分たちが作ったゲームを会場で遊べるようにしたり、関連するポストカードやグッズを売りに出したことですね。
次は、私生活について過ごし方を教えてください。
趣味がイラストということで、絵を描いたりは結構やってます。
ただ、割と最近はスマホでできるゲームをやっている時間も割合的に多いです。移動中にもできるので。スマートフォンのゲームは移り変わりもかなり激しくて、新しいものに目を通す意味もこめてプレイしています。
土曜日は割とお昼ぐらいまで寝てます。起きたらイラストを描いたり動画を観たりゲームを観たり、ゲームをしたりといったことが多いですね。
最近、購入したものがあれば教えてください。
自分は立体物、フィギュア系が好きで、それこそゲームのキャラクターのフィギュアだったり、ガンダムのプラモデルも好きでついこの間手に入れたものを組んだりしてましたね。
ただ一番最近で言うと、デザイナーズフィギュアっていうんでしょうか。
そういったものを買ったりして、オフィスの机に置いたりしてましたね。出来もかなり気に入っていて、最近購入したものの中ではかなりお気に入りのものです。
休みは取りやすいですか?
自分は他の人の出勤を見る側でもあるので、その立場で言うとスケジュールを加味して問題ないというタイミングであれば問題なく取れるという感じです。責任を持って仕事を完成できる予定であれば、かなり休みは取りやすいかなと思います。
あとは、有給は付与されたものを全部取ってくださいというスタンスなので、会社がそれを示してくれているのはかなり大きいです。有給はかなり取りやすい方なんじゃないかな、と思っています。
社内や仲間との空気感について教えてください。
社内の雰囲気はとても良いと思います。
自分は前社もゲーム会社で、そこも同じく20代半ばが平均の年齢でとても雰囲気が良く、ゲーム会社ってこういう雰囲気なのかなと少し思ってます。
場を乱したがらないという性格的なものがあるのかもしれないですが、普通に仕事の中でも冗談を言い合ったり、働きやすい職場の雰囲気ではあるんじゃないかなと思っています。
トップが「言うところは言うけど、ちゃんと相手のことも考えてくれている」感じで、そのあたりが浸透してきているんだと思います。
良い雰囲気がありながら、ちゃんとしないといけないところがしっかりしているというのがメリハリがあり、そういう環境があるからこそ安心して働けるというのがありますね。
では、次に入社前に期待していたこと、不安だったことをお願いします。
面接の時にエンジニアの方が多くて「ゲーム会社だけど絵を描く仕事はほぼない」ということは聞いていたんですが、一応絵を描けるんじゃないかということは期待していましたね。今はかなり環境が変わり、入ってすぐにイラストの仕事ができることも出てきたので、今入社するイラストレーターの人たちは入社してすぐにイラストを描けることを期待していいのかも…?
不安だったことは、これはどこの業界でもあるあるだと思うんですが、職場の雰囲気はかなり心配でしたね。前社がかなり良い雰囲気だっただけに心配でした。ネットでは結構ブラックだったり上司に理不尽に怒られるという例を見かけてしまうので、前社に入る時もはるniを受ける時も不安でした。
入社してみてどうでしたか?
仕事が終わった後に会社に残ってゲームをしたり、集まってピザを頼んで話をしたり、そういうところが前社と本当に似ていてすぐに馴染めました。
松崎さんにとって、はるniの仕事のやりがいはどのようなことになりますか?
自分が最終的にチェックしたものがそのまま世に出るようなことがあるので、実際に世に出ているところを目にしたり、それがTwitter等のSNSに上がったりもします。それについてリアクションがついていたりすると「ここを頑張ってよかったな」とか「ここに気づいてもらえた」みたいなことがあるのが仕事のやりがいとしては大きいです。
5年後のはるniや松崎さんはどのようになっていますか?
はるniといえばこのゲームだよねみたいな「はるni」と「出しているゲーム」が直結するようなゲームを作りたいです。それに向かって自分も実力をつけていきたいです。
今はアニメーションをメインでやっているんですが、キャラクターデザインやイラストもやりたいと思っているので、その辺りに携われていると良いなと思います。
今日はインタビューありがとうございました。
ありがとうございました。